闇の子供たち (幻冬舎文庫)/梁 石日
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闇の子供たち/梁 石日
¥1,890
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お薦めの映画です。

『闇の子供たち』


今日ラジオで偶然この映画の阪本監督の話を聞きました。

すごい熱くそして冷静に作られた思いのこもった映画だと伝わってきました。

商業娯楽映画ではない、社会問題を映画にしたものです。


タイの子どもたちが幼児売春や臓器移植のドナーになるために人身売買されているという事実を元に作られた映画です。


そしてそれは日本とは無縁のことではなく、日本から多くの買春ツアーで男性が大勢出掛けて行っているということです。


もちろん、幼児だけではなく成人した女性も含まれます。

そして、そういう売春を行うことによって帰国後、多くの人達がHIV/エイズに感染しています。


この映画はタイでの子どもたちの現状を描いて、そしてそれを摘発するということではなく日本も多く関わっているんだということを知って、そこから行動をしていこう。


辛いから見てみぬ振りをするのではなく日本が児童ポルノ輸出国であり、国もそれを取り締まっていない状況を知って欲しい、、、、ということでした。


この映画は江口洋介さんや宮崎あおいさん、妻夫木聡さんが出演し、桑田圭祐さんが主題歌を作っています。

日本で人気がある俳優さんたちや歌手が出ることで、ファンの人たちも見るでしょうから今までよりは話題性が高いのではないかと思います。


どうぞ目を背けないで見て欲しいです。


私が国連の会議に出ていた時も途上国で売春や人身売買を無くすために活動しているNGOの話を聞いたり、ドキュメンタリー映画を見たりしました。


アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)が無くなったにも、南アフリカ国内の活動よりも諸外国からの経済制裁や外圧などによって黒人たちはその隔離から解放されました。


ですから、こういった闇から闇に動き、政府も見てみぬ振りをしているところに改革の動きに繋がるかも知れません。


ともかく、、、、、こういう実情を知って買う側の自粛を求めたいものです。


8月2日から上映になります。


http://cinematoday.jp/page/A0001848

宮崎あおいインタビュー


http://cinematoday.jp/page/A0001842


江口洋介インタビュー

http://www.yami-kodomo.jp/

『闇の子供たち』公式サイト


私がアフガニスタン難民支援とアフリカの子どもたちのことをお話しする
講演会があります。

2001・9・11

この時、世界は大きく変化した。
そして私たちの人生をも変えてしまったと思う。

命って奇跡のようだと思う。
生まれてきたことも奇跡。そして、毎日こうして生きていることも奇跡。
当たり前のように生きて、当たり前のように暮らしている。

なんでもあって当然で、もっとこうあるべきで、、、、、とか。

私はある日、ひとつのひらめきを感じました。
それはなんの迷いも無く、確信に満ちたものでした。

まるで夜空の暗黒からすーっと星が落ちてきたかのようなひらめきでした。

そして、私は電話をかけました。
「あのね、うえき君。
アフガニスタンに行ってくれる?」ただそれだけ、、、、、。

別になんの説得も懇願も無しでした。

それには、訳がありました、、、、、、、。
それは、明日の講演会でお話します。

ただ、、、、そこから運命がガラリと変りました。
特にうえき君は、、、、、。

今まで眠れる獅子のように力をもてあましていたのに、、、、。
彼の持っている眠っていたDNAがまさにその瞬間から目覚めたのです。

そうして『命の物語』は始まりました。

精一杯生きること。
誰かのために命をかける事。
自分を信じること。
自分を愛すること。
人を信頼すること。
人から信頼されること。
誰かの命を救うこと。
無償の愛を感じること。
限界を知ること。
無力感を感じること。
絶望を感じること。
誰かに助けられること。


そして、、、、そして、、、、、何よりも自分が自分を好きになること。
自分の可能性を信じられるようになったこと。

そして、絶望の状況から希望の光を見いだすこと。


そんな物語になりました。
植木くんが最後のイベントをします。

2002年1月からアフガニスタン難民支援のために来てくれていたんですがいよいよ故郷に帰ることになりました。

そのイベントでお話します。

お時間ある方はぜひいらしてください。

きっとあなたは自分が好きになり、他の誰かもみんな好きになるでしょう。

生きるって素晴らしくって、人を愛し、人を信じていこう。
自分にはたくさんの可能性と希望があるって思える素敵なイベントです。

ぜひきてください。





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 2008/2/11(祝月) 12:00 開場
   『さよなら あはは星人』 ~すべてを振り返って~
     @国立オリンピック記念青少年総合センター

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【日時】 2月11日(祝月)12:00 開場
【場所】 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟401号室
     http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html
【参加費】一般前売り予約1500円(学生1000円)
      一般当日    2000円(学生1500円)

【お申し込み】【お名前】【人数】【一部のみ・二部のみ・一部二部通し】を
        記入の上、メールでお申し込み下さい
        ahaha38i2co@yahoo.co.jp(うえき)

今日「ゴミ箱」を見ました。

ゴミ箱というと前は汚い、臭い、そして何の工夫も無いただの鉄製の四角い箱か味気ないプラスチックのゴミ箱が多かったです。


でも、今日デパートで見たゴミ箱は素敵でした。

木製の木枠で上がステンレス。そしてちゃんと3つに分別されていました。


最近はテロ対策でゴミ箱の設置してある場所は少なくなり、とても不便になりました。

日本人はちゃんとゴミをゴミ箱に入れるので、街中は綺麗で外国に比べるとマナーがいいなぁ~って思っていました。


2000年頃だったかドイツやデンマークに行ったときは、ゴミ箱がおしゃれでびっくりしました。

もちろん分別ゴミ箱(日本はまだ分別が徹底していませんでした)でカラフルだったり、おしゃれなデザインだったり、街中にあっても汚らしい感じじゃなくてインテリアとマッチしていました。


だからゴミ箱の写真を撮って、日本に帰ってから見せたりしていました。


でも、最近の日本のゴミ箱は、デザインがおしゃれで、工夫してあります。

駅のゴミ箱は、分別ゴミ箱が透明で中身が見えるようになって、わかりやすさもありますが、それを見るとやはりきちんとマナーを守って分別して入れよう!という気持ちになりますよね。


省エネやゴミの分別などもおしゃれにしたり、わかりやすく表示したり、みんなが楽しく参加しやすいものにするといいですよね~。


今度、ゴミ箱の写メをとってアップしようかな~。

(今日(1日後です)、実は上の写真を追加しました。おしゃれなゴミ箱を見つけた方は写真をアップしてね!)


アル・ゴア氏(元アメリカ副大統領)が07年のノーベル平和賞を受賞した。


地球温暖化問題について映画などで世界的な啓発活動を行ったゴア氏と国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC、事務局・ジュネーブ)」に授与すると発表した。


授賞理由で、両者が「人為的に起こる地球温暖化の認知を高めた」と高く評価した。


 米国の前副大統領アル・ゴア氏と国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPC
C)」へのノーベル平和賞授与は、地球温暖化が平和への差し迫った脅威だと訴えてきた人々を勇気づけた



 ゴア氏は40年に及び環境をライフワークにしてきた。ハーバード大学在学中の68年、大気中の二酸化炭素濃度の上昇を世界に警告した授業を受け、

「地球全体の大気に、これまでと根本的に違う何かが起こりつつある」と初めて地球規模の環境破壊について知ったのだという。
(自著『不都合な真実』から)

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不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機/アル ゴア
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 温暖化問題への取り組みで同賞が贈られるのは初めて。

環境分野では04年にケニアのワンガリ・マータイさんが受賞して以来2度目である。

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ゴア氏といえば現在のブッシュ大統領と2001年の大統領選で争い僅差で敗北している。

この時、ブッシュ陣営が選挙において不正なやり取りがあったとされて何度も選挙の投票用紙が数え直されている。


当初、ブッシュ氏当選!!とニュースが流れ、その後すぐにゴア氏当選!!と最後まで混乱し、ブッシュ当選後も票の数えなおしを行い、最終的にゴア氏の方が投票数が多いということが判明した。


しかし、すでにアメリカは9・11同時多発テロの混乱の中にあり、もはやブッシュ大統領が指揮をして「テロに屈するな!!」とアメリカ中が非常事態になっていた。



あの時、もしゴアが大統領になっていたら、、、、、と誰もが思った。


アフガニスタンにいきなり攻撃を仕掛け(テロ首謀者のビンラディン氏がアフガンに隠れているらしいということで)アフガニスタンはアメリカに攻撃したわけでもなんでもないのにいきなり、攻撃されて破壊された。


アメリカの行った報復攻撃は国際法も丸無視した中で行われた。


アメリカ国内中が国旗で飾られ、ブッシュに支持率も一時は90%くらいまで上がった。(操作されているかもですけど!)

報道規制が引かれてブッシュの批判をするニュースキャスターは速攻クビになり、

番組はなくされた。


アメリカ人全員が報復戦争に賛成し、誰もがブッシュの政策に支持しているかのように言われていた。


私は報復攻撃開始後2ヶ月位経った時にニューヨークにいた。


国連の会議があってそれにNGOとして参加するためだった。


町中は物々しい警戒で5メートルごとくらいに警察官が立っていて、一々職務質問、パスポートの提示、宿泊先ホテルの鍵の確認と宿泊カードを見せろ!と言われました。

国連の会議に入れるパスを持っていたので比較的、スムーズに通してはくれましたが、、、、。


身長が190cmくらいですごいマッチョで顔もいかつくて人間じゃないっ!!みたいに怖い顔でハリウッド映画のNYコップみたいですごい迫力の警察官ばかりでした。


国連ビル周辺は軍隊が警備をしてすごい武器を肩から提げている兵士とかが普通に市中にいました。


あっちこっちの消防署の前にはたくさんの花が飾ってあり、9.11の救助作業で亡くなった消防士の写真がたくさん飾られていました。

貿易センタービルの近くにはあっちこっちに「行方不明」の探しています!!っていうテロの犠牲者の写真が貼ってありました。


それを見ると本当にどこからか怒りが湧いてきて、悲しみで一杯になりました。


でも、その時、私はアフガニスタン難民支援を始めていたのでそこで犠牲になっている人たちのことを思うと本当に心が痛みました。


その時、国連の会議に来ていたアメリカのNGOの人たちでさえ情報を止められていたのでアフガニスタンの情報はまるで知らなくて驚いていました。


ちょうど同じ時期にダボス会議がN.Yで行われていました。


その時にアメリカ全土から4万人くらいの人達が集ってNYをデモ行進していました。

プラカードには「NO! WAR!!」 と書かれていました。


「オイルのために血を流すな!!」

「報復攻撃するな!!」


などと書かれたカードを持って大掛かりな山車やブッシュの顔の被り物、セクシーな女性たちのパフォーマンスや仮装大会のようなパレードでした。


でも、そのデモは新聞でもニュースでも一切報道されませんでした(NYでは)


みんなインターネットで呼びかけて集ったそうです。


そうそう、話題はゴア氏でした。

ゴアがもし、大統領になっていたら、、、、、、、、、

アフガンも、イラクも攻撃しなかったのではないか?

多くの人達が犠牲にならなかったのではないか?といつも考えてしまっていました。


でも、いつかインタビューでゴア氏が「私は大統領という立場でなかったから環境活動ができた」とコメントしていました。


本当にそうかも知れませんね。


自由な立場で発言できますから。


そして、今回のノーベル平和賞を受賞したことで地球温暖化がどうして起こるのか?

このままだとどうなるのか?

じゃぁ、どうしたらいいのか?


自分は何が出来るのか?


もし、やっても効果がないとしたらどうするのか?

やるのか?やらないのか?


そんなことも世界中のひとり一人が考えるきっかけになるかも知れません。


私が思うのは、、、、、、、


答えがどっちだったとしても、やっぱりこれ以上を地球を破壊する事は

止めないと、、、、、、ですね。


どうしたらいいのか?


みんなで知恵を出しましょう。


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地球温暖化の科学
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なにができるのでしょうか?

絶対的な正解なんて誰も持っていないと思う。

でも、何せずに黙ってみていることも出来ない。

今までどんなことが行われてきたのだろうか?

●ブルントラント報告書



「持続可能な開発」(Sustainable Development) をメインテーマに、人口、食糧、種と生態系、エネルギー、工業、国際経済などの様々な分野での問題の構造を分析し、「持続可能な開発」に向けて世界が早急に講ずるべき方策を示すものとなっています。「持続可能な開発」は、環境保全と経済成長の両立を提唱し、南の貧困問題の解消や社会正義の実現に力点をおいた概念であり、南北の対立を乗り越えて、社会全体が調和の取れた発展を進める上での基本的な考え方を示した点で、まさに画期的なものでした。



  この報告書の内容が原動力となって、92年にリオデジャネイロで「環境と開発に関する国連会議」(地球サミット)が開催されることとなり、このサミットで、「持続可能な開発」を実現するための具体的な行動計画である「アジェンダ21」が採択されました。





●持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグサミット2002年)



1 発展途上国における貧困削減と持続可能な成長と開発を最重要課題とし、保健、貿易、教育、環境分野での取り組みを強化

2 環境と開発を両立させるため、限りある資源を効率的かつ公平に共有することを目的とし、以下の取り組みを強化

省エネ・循環型社会の実現

革新的技術開発の推進

天然資源の保全ならびに持続可能な管理の推進

大都市問題への取り組みの強化

責任の共有

1 環境問題に対する共通だが差異のある責任

2 国際期間におけるガバナンスの強化

3 政府、地方自治体、企業、NGO、ビジネス等のあらゆる主体の努力と連体を強化

先進国の温室効果ガス排出量について、法的拘束力のある数値目標を各国毎に設定。

<京都議定書(気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書)>

署名国:84か国

締約国:156か国

排出量:61.1

2005919
数値目標

対象ガス

: 二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、HFCPFCSF6

吸 収 源

: 森林等の吸収源による温室効果ガス吸収量を算入

基 準 年

: 1990年 (HFCPFCSF6 は、1995年としてもよい)

目標期間

: 2008年から2012年

目    標

: 各国毎の目標日本6%、米国7%、EU8%等。


 先進国全体で少なくとも5%削減を目指す。



森林による吸収源の確保 -3.9

2008年~2012年までに達成しなければならない。

地球環境問題は私たちが知っていることよりもはるかに深刻である。

この「宇宙船地球号」は限りある資源の中で人間や他の動植物もその資源を分かち合って

共有していかなければならない。地球が46億年かかって築き上げてきた天然資源をわすか100年足らずで私たちが使い尽くそうとしている。資源を使い尽くすだけでなく生態系を破壊し、汚染し

この地球がかつて経験しなかったような不可逆的な状況に追い込んでいる。

また、この地球上で存在しえなかった化学物質を生産し生態系に影響を与えている。

そして、未知の恐怖を未来へとツケにしてしまった。


私たちにとって大切なことは地球環境の現状を知ることであり、未来の子どもたちに美しい地球を残していくことである。


この星に生まれ、この星に生きる、、、、すべての生きもののために。

私たちは今、とても重大な岐路に立っている。自分ひとりにできることは小さなことかも知れない。


しかし、自分の利害だけにとらわれず、すべての人々の幸せを願い行動することは世界に大きな変化を生み出していくことになるはずだ。

何もせずにあきらめて破壊されていくのを見てみぬ振りをするか、できることを少しでもするか?

未来は今、私たち一人ひとりの生き方に委ねられている。

ひとりの力は決して小さくない。

私の友人が言いました。

「もし、あなたの力が小さくて無力だとしたら。あなたの布団の中に1匹の小さな蚊が入ってしまったと想像してみてください」と、、、。

まずは、できることからはじめよう。

・参考文献

「地球環境報告」、「地球環境報告Ⅱ」  石弘之 岩波新書

「私の地球遍歴」         石弘之 講談社

「プランB」            レスターブラウン ワールドウォッチジャパン



・推薦図書

地球白書            家の光協会

中国環境報告書         日中出版

大江戸リサイクル事情      講談社

地球環境データブック      家の光協会

推薦WEB

外務省http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/wssd/index_2.html




東京都温暖化データベースhttp://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sgw/emission/index.html

森住 卓(写真家)HP  (劣化ウラン弾) http://www.morizumi-pj.com/

★地球環境報告、、それから  http://ameblo.jp/ishihiroyuki/




土壌汚染 (どじょうおせん)とは、土壌が重金属、廃油、有機溶剤、農薬などの有害物質により汚染されることをいう。有害物質の量、種類などによっては、地下水や地下空気へ汚染が拡大することもある。



富山県の神通川流域や群馬県の渡良瀬川流域で、鉱山や精練所からの重金属が原因となる農用地の土壌汚染が問題となった。1960年代から1970年代には、水銀やカドミウム、六価クロムなどの重金属やPCBなどの化学物質による公害が発生し、人間や動物の健康を害し、草木が枯れるなど、大きな社会問題となった。



また近年は、IC基盤や電子部品の洗浄、金属部品の前処理洗浄、ドライクリーニングなどに多く用いられてきた揮発性有機化合物(VOC)による土壌や地下水の汚染も問題視されている。




・枯葉剤による土壌汚染(ダイオキシン)

ベトナム戦争でアメリカが日本よりも一回り小さなベトナムに枯葉剤を10年間に渡り撒かれた。この時がばら撒いた爆薬の量は米国が第二次世界大戦で1890万トンで全戦場で使用したものの2倍にのぼる。




人間への影響が出てきたのは1970年代末ころから癌、先天性奇形流産、皮膚炎、身体の麻痺などが多発。




米兵も4万人が健康被害を訴え、枯葉剤メーカーを告訴。補償で和解。

ベトナム側は何の補償もない。ベトちゃん、ドクちゃんのような奇形児が多数生まれる。





・劣化ウラン弾アフガニスタン、イラクでは劣化ウラン弾も使用されており、早くも白血病などが増えてきている為、今後の影響が懸念されている。

米兵もドイツの民間機関で彼らを検査した結果、帰還兵10人中9人に劣化ウラン弾の異常値が認められた



森住 卓(写真家)HPを参照。

http://www.morizumi-pj.com/

異常気象による干ばつが、水不足をさらに深刻なものにしている。

 水消費で1番大きい割合を占めるのは農業

全水資源の3分の2を灌漑用に独占。


灌漑の普及は今後の農業生産増強のカギを握っている。

農業用水の取水過剰で、中国第2の河川、黄河がひんぱんに流れの途絶える「断流」を起こすようになった。



さらに悲劇的なのが中央アジアのアラル海だ。かつて世界で4番目に大きかった湖面が、綿花栽培などのために流入河川から大量の取水が続いたために半分に縮み、容量では4分の1になってしまった。




世界の多くの国々で、水需要が給水量を上回り始めている。ロサンゼルスなどカリフォルニア州南部では慢性的な水の供給不足に消費の急増が追い打ちをかけて、水需給がきわどい綱渡りをつづけている。



中国では水資源が底をついてきたことを物語るのは、地下水の枯渇だ。


水の供給量と消費量の収支は、毎年1600億トンもの赤字になっている。このために、地下水への依存が急増し早くも各地で水位低下や水脈の枯渇が問題になっている。


http://www.japangreen.tv/thanks.html


(『失われた水源・黄河の危機』を見てください。動画です)




この砂漠地帯でも、かつて湿潤だった時期に降った雨が地下深くにたまっている。これは石油の探査とのときに見つかったほど深いところにあり「化石水」(化石水は、数千万年 - 数億年前に形成されたと見られている)と呼ばれる。



サウジアラビアはこれを地下数百~1000メートルのところから汲み上げて、水需要の75%をこれに頼るほど大量に利用している。





しかし、地下水は毎年平均52億立法メートルも減りつづけており、今世紀前半にはすべてを使い尽くす計算だ。

同様に地下水に頼る中国北部では、汲み上げ過ぎから北京北部では地下水の水位は毎年12メートルも下がり、すでに井戸の3分の1が枯れてしまった。




水の不足に加えて、世界の主要河川の半数以上で、枯渇や汚染が進行して、飲料水の不足だけでなく、農業や工業への影響もしだいに大きくなっている。

人間が水を最大限利用できるように、多くの河川がダムで流れが変えられ、コンクリートで堤防が固められてきた。同時に、埋め立てによって低湿地や湖沼は縮小の1途をたどってきた。




米国カリフォルニア大学教授のギャレット・ハーディンは、「共有地(コモンズ)の悲劇」と題する論文を発表した。これは大論争を引き起こし、その後賛否両論の論文が数多く発表された。




彼はこんな比喩を引用した。村共有の放牧地では、牧草の成長量に対して目一杯の数の牛が飼われている。ところが、ひとりの農民がさらに金儲けをしようと、勝手に放牧する牛を増やしてしまった。




当然、他の農民も追従して牛の数を増えて、牧草は食べつくされて村全体が所有する資源は悲劇的な損失を被る。牛を増やした短期的な利益は個人に帰するが、全体がその損失を受ける。ある意味では、これが地球環境問題の本質である。




 彼の結論は、「共有地が自由と信じられている社会では、それぞれが最大の利益を追求する結果、破滅の道を突き進んでいくことになる」というものであった。





彼は、「悲劇を回避する手段として科学的解決の方策はなく、共有地の私的・公的な所有以外はない」、そうでないと、牛を増やした人と規制を守ろうとする人の間で、戦いになるしかない。




世界で一番深刻なのは、アフリカのサハラ砂漠のスーダンという国だ。


同国の北ダルフール州という私の調査地点では、過去30年間で人口は2倍に増え、それにつれて牛が2.3倍、ヤギが3.4倍、羊が3倍に増えた。



人が1人増えると家畜が45頭増え、薪が年間1トン分ずつ消えていくという社会で人口爆発が起きた。 


しかも、もともと非常に乾燥性が強くて天然資源が脆弱。過去30年以上も最悪の内戦がつづいているが、表面的には民族抗争であっても、この自然の悪化が大きな原因になっていると考えている。 



<国際紛争の火種>

・水の取り合い

エジプトー上流8カ国

イラク、シリア、トルコーチグリス川、ユーフラテス川

イスラエル、ヨルダン、シリアーヨルダン川

インド、バングラディッシューガンジス川

アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、-バラナ川

・汚染問題

フランス、スイス、オランダ、ドイツーライン川



世界人口の4割が量的・質的に十分な水を手に入れることができない」と、世界銀行は水資源が決定的に不足の段階入ったことを警告している。




国連環境計画(UNEP)の報告書によれば、世界の水需要は、過去半世紀の間に約3倍にも膨れあがった。この間に人口は2.4倍しか増えていないから、あきらかに消費の増大が加わっている




環境や資源の専門家の間でも、近い将来、水不足が地球環境上の最大の問題になるという意見が強い。水の不足は単に生活用水が足りなくなるだけでなく、大量の水を必要とするハイテク産業や稲作など、農工業、さらには環境などへの影響ははかり知れない。




20世紀は石油をめぐる戦争だったが、21世紀は水をめぐる戦争になる」という予言の言葉も聞かれる。




地球上の水のほとんどは海水。

淡水は2.5%しかなくこのうちの7割が北極と南極の氷

川、湖沼は0.3%にしか過ぎない。




この10年間ほど世界が「史上初めて」「気象台開設以来」……といった話にはことを欠かない。気象データをみるまでもなく、地球は気象の不安定期に入ったようだ。

この12年だけとってみても、各地で深刻な干ばつの被害が報告されている。




東アフリカでは2000年からつづく干ばつで、によると、8カ国で計約1500万人が食糧不足(世界食糧計画・WFP)。

過去4年間、雨量が例年の4分の1ほどしかないエチオピアの被害はとくに深刻で、被災者は780万人。このほか、ケニア、ブルンジ、ソマリア、タンザニア、エリトリア、ルワンダ、ウガンダ、スーダンなどでも、100万トン以上の食糧が不足した。




 欧州でも南東部から南部にかけて、干ばつやそれに伴う大規模な森林火災が発生した。また、1部では水不足でダムの貯水量が低下して深刻な電力不足にも見まわれた。米国でも、中西部で干ばつの被害が広がり、過去50年で最悪という山火事が各地で大きな被害を出した。




 中国では、河北、山西、河南、湖北、湖北、四川など北部から中・南部の各省で、極端な小雨のために干ばつとなり、全国の耕地面積の約13%に相当する1240万ヘクタールで作柄が平年を大きく下回った。とくに被害の大きかった河北省では、100万ヘクタールで農業生産が大きく落ち込み、そのうち3万ヘクタールではまったく収穫できなかった。

また、住民2147万人、家畜1706万頭も飲料水が不足した。




毎年8000万人以上増える世界人口が水需要を押し上げ、これに水質汚染が拍車をかけて、各地で慢性的な水不足が顕在化している。

とくに、アフリカ、アジアの南部と中部、米国西部、中東などでは、需要の急増に供給が間に合わない。こうした地域では、上流で水を取水すると下流が不足する




水資源枯渇のもっとも明らかな兆候は、1人当たりの水資源量が急減している地域が目立ってきたことである。通常、1人当たりの年間水供給量が1000立法メートル以下を水逼迫国、10002000立法メートルの国が水不足国と定義されている。




WRIは、世界で26カ国を水逼迫国として分類している。

アフリカ11カ国で、2010年までにさらに6カ国が加わると予想される。

中東は全14カ国のうち9カ国

アフリカは2010年には、慢性的水不足人口が大陸の37%に相当する4億人を超えるとみられる。

水不足国の大部分は人口急増国であり、今後ますます事態が悪化する可能性が高い。



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最近の大規模の自然災害の多発から、改めて森林の重要性が認識されている。たとえば、昨年暮れのスマトラ島沖の大地震と大津波でも、海岸のマングローブ林がしっかりしていたら、あれほどの被害にはならなかったと、国連の報告書も指摘している。




森林の急激な減少も干ばつの主要な原因となっている。国連食糧農業機関(FAO)の最新の世界森林資源評価(2000年)によると、世界の森林面積は、386945万ヘクタールで、毎年904万ヘクタールずつ消失している。




米国ニューオーリンズで起きた、ハリケーン「カトリーナ」の大被害も、ニューオーリンズを中心にしたミシシッピ川下流地域の乱開発との関連に議論が集まっている。20世紀の中ごろまではメキシコ湾ぞいに湿地林が広がり、町はそれにまもられてハリケーンの被害も少なかった。だが、そこを伐採し埋め立てて町をつくったことから、しだいにハリケーンの被害が大きくなっていったのだ。




だが、近年の人口と消費の爆発によって、森林が急速に縮小するとともに、地球やそこに住む生命を支えてきたシステムがあちこちでほころびはじめた。国連食糧農業機関(FAO)が2000年に発表した『森林白書』によると、世界の森林面積は387000万ヘクタ地表の62%は森林だったとみられるから、ちょうど半減したことになる。




年間の森林の減少をみると、19802000年の20年で世界で約25000万ヘクタール、日本列島7個分ぐらいの森林が失われた。(FAOの調査による)

世界人口が約30億人だった1960年には、人口1人あたりの森林面積は12ヘクタールあった。それが約57億人になった1995年には、06ヘクタールに半減した。こうした伐採の背後にあるのは、木材需要の急激な伸びである。

過去30年間をみただけでも、産業用丸太は約30%、紙は約90%、燃料材は約65%も消費が伸びている。




広大な面積の森林が失われると雨の降り方がきまぐれになり、これに温暖化によるとみられる異常気象が加わって、集中的に降れば洪水、降らなければ干ばつという自然災害が多発している。


インド、バングラデシュ、フィリピン、中国など森林を失った地域の多くでは、洪水と干ばつが交互に発生している。

これだけ短期間に広大な森林を失って地球は持つのだろうか」というのが、多くの人の偽らず実感であろう。このままでは、今世紀半ばには、この不安が的中するかどうかの結論が出ることになるだろう。





○マレーシアの森林破壊の現状




1960年代以前、国土の80%森林面積

1998年       66%に減少

サラワク州で1998年までに東京都の12倍の面積が伐採された。

1965年頃からボムの木から油やしへ転換   大企業、多国籍企業が参入

木材伐採、その他はブルドーザーでなぎ倒し、焼き払うか枯葉剤を使用。




・日本は世界一の木材輸入国で世界の25%。



熱帯木材合板に閉める割合は44%も占めている。

世界の丸太の50%以上、加工材30%以上を輸入。

日本での消費は5割が建設・土木、3割が家具になり100年かけて育った木もコンクリートの型枠になり使い捨てにされ、家具も引越のたびに捨てられたりするものもある。


・やし油   植物油(お菓子、即席めん、化粧品、レトルト食品、医薬品、工業用潤滑油)1965年以前1万ha →2000年 338万haへ増大

インドネシアとマレーシアで世界のやしシェア80%を占める



日本は世界の消費量TOP5

熱帯林の消失

最大の原因―焼き畑  世界人口の2億ha →3億人が行っている

(3分の2)



第2の原因―伐採  先進国は国内の木を温存ずるために途上国から木を輸入

      アジアの木材の60%を日本が輸入。

     アジアの低地で洪水になったらそれは日本が山の木を輸入したからかも?と思ってください。




 オゾン層は、地表約10kmから50kmの上空で、地球を取り巻いている成層圏の領域に集まっており、太陽光に含まれる有害な紫外線(UV-B)の大部分を吸収し、私達生物を守っていることから「地球の宇宙服」とも言われている。




気体は圧力と温度によって占める体積がかわりますが、もし1気圧0℃、つまり地上にオゾン層をもってきたとすると、厚さ3mmの薄い層。



今から約35億年前、海の中で生命が誕生。やがて、光合成により二酸化炭素(CO2)を酸素(O2)にかえるはたらきをもつラン藻類が登場し、地上に酸素を供給。大気中の酸素濃度が高まり、成層圏にまで達するようになると、成層圏の強い紫外線によってオゾンがつくられるようになった。




冷蔵庫やカーエアコンなどの冷媒として使用されているフロンガスが大気中に放出されると、オゾン層が破壊されて地上に到達する有害な紫外線が増えるため、皮膚がん、白内障などの疾患の増加や農作物の育成などに悪影響を及ぼすといわれている。 



UNEP(国連環境計画)は、「オゾン層破壊が10%進むと皮膚ガンは26%増加する」と警告を出しています。現在、毎年2~300万人が皮膚ガンになっています。アメリカ人の5人に1人、オーストラリア人の2人に1人が皮膚ガンになると言われている。(2002年WHO報告)

植物の生育不良やプランクトン減少が起きるため、世界規模の食糧危機も予測されている。




今後、201020年には最大で上空のオゾンの2/3が破壊されるとNASAが警告しているように、本格的な危機はこれからなのです