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NHKの番組で「その時歴史は動いた」という番組で『白州次郎』が特集されていました。

白州次郎は、吉田茂総理とサンフランシスコ講和条約に行ったり、GHQとの交渉などを行っていたということで以前から関心を持っていました。


折りしも、つい先日『日本国憲法』の草案を作ったベアテさんのことを書いたばかりでしたので

アメリカGHQの代表者と日本政府の代表者としての立場で見るのはとても関心がありました。


といっても日頃、私たちが目にしたり耳にしたりするのはほとんどが美化された日本側の立場からのものが多いと思いますが。


イギリスに留学していたり、欧米のことに詳しい白州はアメリカが生易しい憲法改正では納得しないことを承知していて当時の担当大臣にも詳しく話していた。


しかし、大胆な改革をして民主主義を取り入れた草案にはならず、アメリカ側に却下される。

日本の草案はそのほとんどが明治憲法と変わりなかったからだ。



アメリカは日本を民主主義国家にすること。

もう2度と戦争が出来なくなるようにすること。


日本が特にこだわったのは天皇制のところでした。


日本の草案はほとんど認められずGHQの提案した「日本国憲法」になり、白州次郎はそれを

とても悔しがりますが、でも「戦争の放棄」に関してはそれをとても感心していたそうです。


今、日本の国会では憲法改正案が盛んに議論されています。


しかし、「改正!改正!」というだけで何が問題でどんな風に改正することが望ましいのかは

実は国民の世論にも出ていなくて1部の人たちだけが憲法改正を慌てて遂行しようとしています。



戦後60年を過ぎ時代と合わなくなった、、、という人も具体的にみんなが納得できる物を示せていないのが現状ですね。


日本の主権やプライドにこだわった白州次郎の話はとても興味深いし、あれだけGHQに対し

従順でなかった人でも『戦争放棄』という『日本国憲法』を歓迎していたのですから。


誰だって平和に幸せに暮らしたいのです。



もうこれ以上2度と戦争はしない。

軍隊を持たない。


そして非核3原則も入れる憲法改正なら国民も受け入れるでしょうね。


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