昨日、新たに地球環境問題に取り組む組織の勉強会に行きました。
このグループは地球環境問題のエネルギー問題に特化して解決していこうとする団体の設立準備のための
集まりでした。
温暖化問題は今は、ブームのような状態で様々な場面で見られます。
子どもから大人までその言葉を聞いたことが無い人はいないくらいです。
しかし、この問題を重大だと感じながらもどのくらいの人達がそれに解決していこうと取り組んでいるだろうか?
と考えてしまいます。
私はずっと環境問題のNGO活動をしていますが、どうしたら人々に地球環境問題を知らせて
みんなで一緒に協力して解決していけるか?ということに取り組んできました。
もちろん自分で出来る事はやってきました。
今、世間を騒がせている地球温暖化問題のことを知識で知っている人は多いと思います。
しかし、それを本当に行動に移せる人はどの位いるだろうか?と。
気候変動や海面上昇、それによる水不足や、または洪水、その被害による直接的な人間への被害や
農産物の被害、たくさんの悲劇的で絶望的な情報はたくさん知識としてあると思う。
しかし、どこか、他人事のようなまだ大丈夫とか、なんとかなる、、、と思っている人が多いのではないだろうか?
それか、誰かスーパーマンが現われてなんとかしてくれるんじゃないかとか
私は意識が変っても行動に移せないのはどうしてだろうか?とよく考える。
人間は大脳の発達している動物で理性的な判断や思考が出来るはずである。
でも、実際は知識と行動は違う。
最もわかりやすい例として「タバコ」がある。
他のものと違い明らかに発ガン性があって非喫煙者と喫煙者ではガンにかかる比率が
何倍も何十倍も違うということがわかっていてその他の病気(脳血管疾患や心臓病)の原因にも
なっているのがわかっている。
しかも、高い。
毎日仮に200円払うと年間73000円も払った上に病気にかかるリスクも高くなる。
なのにタバコを吸う。
私は学生のころ死体の解剖をしたことがあってその時、肺がんの人の肺を解剖して驚いた。
真っ黒いコールタールを浸みこませた様な印象だった。
健康な死体は綺麗だった。
タバコがあれだけ体に悪くて寿命も短くなる、子どもが低体重児で生まれる、知能低下があると
いってもやめないでタバコを吸う。
そうなると自分の命の危険があっても行動は変らないということになる。
人間は新たに知識を得て意識変容が起これば、行動変容も起こるのか?と思うが
タバコのことを考えるとそうとは言えないのかも知れない、、、と思う。
そう思うと地球温暖化問題など自分のことと直接思わなければ、あまり変わらないのかも知れない。
のんびり徐々に変化を待とうとしても地球温暖化は待ってはくれない。
ん~~~~ん、どうしたらいいのだろうか?