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2007年8月20日の月曜ゴールデン アフリカ大自然スペシャル『僕らはサルだ!織田裕二の類人猿とふれ合う感動紀行』を見ました。
偶然つけたテレビにアフリカのチンパンジーたちの話が出ていました。
それはアフリカのタンザニア。
巨大な湖タンガニーカ湖のほとりにある『ゴンベの森』で暮らす野生のチンパンジーと出会うために織田さんが行ったのです。
このゴンベの森こそ、私が尊敬するジェーン・グドール博士が47年前(1960年7月)からたった一人で研究を始めたその場所なんです。
その時は何の経験もない、大学の学位も持たない26歳のジェーンさんが,アフリカ奥地の密林で生活ましてや調査研究などできるわけがないと周囲からは思もわれていました。
しかし、ジェーンさんはは皆の予想に反して,数多くの驚異的な発見をし,今までヒトだけが道具を使うなど固有のものだと考えられていた行動や能力の多くがチンパンジーの社会にも見いだせることを証明しました。
ジェーンさんの革命的な研究成果によって,ゴンベの地には,ゴンベ・ストリーム研究センターが設立され,40年が経過した今も,多くの研究者たちによって調査研究が継続されています。
番組ではゴンベの研究所についてはあまり語られていなかったし、ゴンベの森やタンザニアの森が破壊されている状況についてもあまり語られていませんでした。
でも、現在ゴンベの森は国立公園になっていますが、もう周囲ははげ山で森や木はほとんどが伐採されていてチンパンジーも絶滅寸前の危機にあります。
ジェーンさんは世界中で地球環境を守る活動のために講演会を行っていますが、それは「自分自らがチンパンジーの研究によってたくさんのことを教えられた。
そして彼らを守っていくには自分たち人間が変るしかない。
チンパンジーたちにそれを託された気がする。」
と以前お話されていました。
今回は子育て名人のおばあちゃんチンパンジー、グレムリンとその子ども孫が中心に描かれていました。
グレムリンを見ているとやはり人間の親子のように子どもを愛し、その幸せを願っているかのような行動を見ているとやはりチンパンジーにも心があると感じました。
それはチンパンジーだけでなくゴリラやライオンや象や犬や猫や鳥や虫たちも
みんな生物は同じようにそれぞれの種族としての中で心もあって愛もあると思うのです。
どんな生物も自分の子どもを育て(種を残し)次の世代へと繋いでいく。
それは家族を愛し、守っていくということではないでしょうか。
森がなくなって動物たちが1種、また1種と絶滅していくとき、、、、、。
この地球からもう永遠に消えてなくなるのです。
生物の1種くらい、、、、いなくなってもそんなに変りは無い。とおもうかも知れませんが、地球上で生物種が1種絶滅するということは、この地球上から
『人間』という生物種が存在しなくなる。ということと同じなのです。
それを想像してみると、、、、、、。
この地球はなんと寂しい星になると思いませんか?
今は、人間がこの地球を自分たちだけで支配して、他の生物を犠牲にしてのさばっていますが、宇宙からこの星を見たら私たち人間もこの星に住む生物種のたった1種にしか過ぎないんですけどね。
山や海や森の中など自然がそのまま残っているところに行くといつも
「あぁ、、、、自分はこの地球に住まわしてもらっている存在なんだなぁ。
この地球のおかげで生かさせてもらっているんだぁ、、、」っていつも思います。
私たちが吸う空気(酸素)も毎日の食べ物も、水もすべてこの地球からのいただきもの。
そしてそれは多くの人たちの努力のおかげでもあるけれど太陽や土(地球)や水や空気や微生物や昆虫たちなどなど、、、、のおかげなんですよね。
そう感じると「地球や自然のすべてのものに感謝して、もうちょっと遠慮しながら謙虚に生きなきゃなぁ、、、」って思います。
タンザニアのチンパンジーたちも、以前見た『地球交響曲ガイアシンフォニー1番』で見た象牙を取るために殺された象の子どもも人間たちが自分たちの生存を脅威に陥れているのはわかっているような気がする。
しかし、それでも人間を「ゆるして」いるような目をしている。
だから人間である私たちはこれ以上地球を破壊する事は止めて、すべての生物たちが生き延びられるような永続可能な地球にしていかなければならないと思う。
ひとりでも多くの人がそう思って力を合わせるようになれば、、、
「世界は変る」そう思います。