闇の子供たち (幻冬舎文庫)/梁 石日
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闇の子供たち/梁 石日
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お薦めの映画です。

『闇の子供たち』


今日ラジオで偶然この映画の阪本監督の話を聞きました。

すごい熱くそして冷静に作られた思いのこもった映画だと伝わってきました。

商業娯楽映画ではない、社会問題を映画にしたものです。


タイの子どもたちが幼児売春や臓器移植のドナーになるために人身売買されているという事実を元に作られた映画です。


そしてそれは日本とは無縁のことではなく、日本から多くの買春ツアーで男性が大勢出掛けて行っているということです。


もちろん、幼児だけではなく成人した女性も含まれます。

そして、そういう売春を行うことによって帰国後、多くの人達がHIV/エイズに感染しています。


この映画はタイでの子どもたちの現状を描いて、そしてそれを摘発するということではなく日本も多く関わっているんだということを知って、そこから行動をしていこう。


辛いから見てみぬ振りをするのではなく日本が児童ポルノ輸出国であり、国もそれを取り締まっていない状況を知って欲しい、、、、ということでした。


この映画は江口洋介さんや宮崎あおいさん、妻夫木聡さんが出演し、桑田圭祐さんが主題歌を作っています。

日本で人気がある俳優さんたちや歌手が出ることで、ファンの人たちも見るでしょうから今までよりは話題性が高いのではないかと思います。


どうぞ目を背けないで見て欲しいです。


私が国連の会議に出ていた時も途上国で売春や人身売買を無くすために活動しているNGOの話を聞いたり、ドキュメンタリー映画を見たりしました。


アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)が無くなったにも、南アフリカ国内の活動よりも諸外国からの経済制裁や外圧などによって黒人たちはその隔離から解放されました。


ですから、こういった闇から闇に動き、政府も見てみぬ振りをしているところに改革の動きに繋がるかも知れません。


ともかく、、、、、こういう実情を知って買う側の自粛を求めたいものです。


8月2日から上映になります。


http://cinematoday.jp/page/A0001848

宮崎あおいインタビュー


http://cinematoday.jp/page/A0001842


江口洋介インタビュー

http://www.yami-kodomo.jp/

『闇の子供たち』公式サイト