地球環境の破壊は昨今ますます深刻になってきている。このままでは世界全体が持続可能な生活を続ける事は難しくなってきている。このまま地球環境の破壊が進む事は世界全体にとって大きな混乱を引き起こす可能性が高い。これらの現状を知ることにより私たち市民がどうしていったら良いのかを考えたい。

<地球温暖化>




最近の地球温暖化と関係づける説も説得性を持ちはじめた。観測結果ではこの100年間で06度上昇したが、温暖化のメカニズムは完全に解明されたわけではない。



・地球レベルの気候変動 地球温暖化

温暖化による影響:異常気象の発生

・急激な温度上昇に植生が追いつけず、生態系が破壊

・温暖化により、氷河の一部が融けることと、海水自体も熱膨張によってその体積が増えることにより、海水面が上昇。海面上昇には不確実性はあるが2100年までには約1595cm海面が上昇すると予測されている




ハワイのマウナロア観測所で過去40余年続けられて測定の結果では、温暖化の最大の原因とされる大気中の二酸化炭素濃度は年々増加している。測定開始時には315ppmだったのが2001年には370ppmに達した。

化石燃料の大量消費の始まる1850年以前には280ppm前後と推定されることから、二酸化炭素濃度は過去150年の間に約3割も上昇したことになる。

 


気温の変化

 20世紀の100年間(19012000年)で、日本の平均気温は約1 ℃上昇した。特に都市部ではヒートアイランドの影響も追加され、東京では約3上昇した。また、真夏日、熱帯夜の日数も都市部を中心に増加、真冬日の日数は減少した。(1)

[2] 降水量の変化

 地域によってばらつきがあるが、時間降水量50 mmを超える大雨の発現回数はやや増加傾向にある(1)。降雪量は一部の地域において減少してい

る(2)。




日本CO2排出量 1億3290万トン  京都議定書基準年+7.4%上昇

家庭部門で35%上昇  オフィス15%上昇  産業-0.8% 運輸20.6%上昇

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2007年8月20日の月曜ゴールデン アフリカ大自然スペシャル『僕らはサルだ!織田裕二の類人猿とふれ合う感動紀行』を見ました。

偶然つけたテレビにアフリカのチンパンジーたちの話が出ていました。

それはアフリカのタンザニア。

巨大な湖タンガニーカ湖のほとりにある『ゴンベの森』で暮らす野生のチンパンジーと出会うために織田さんが行ったのです。


このゴンベの森こそ、私が尊敬するジェーン・グドール博士が47年前(1960年7月)からたった一人で研究を始めたその場所なんです。

その時は何の経験もない、大学の学位も持たない26歳のジェーンさんが,アフリカ奥地の密林で生活ましてや調査研究などできるわけがないと周囲からは思もわれていました。


しかし、ジェーンさんはは皆の予想に反して,数多くの驚異的な発見をし,今までヒトだけが道具を使うなど固有のものだと考えられていた行動や能力の多くがチンパンジーの社会にも見いだせることを証明しました。


ジェーンさんの革命的な研究成果によって,ゴンベの地には,ゴンベ・ストリーム研究センターが設立され,40年が経過した今も,多くの研究者たちによって調査研究が継続されています。




番組ではゴンベの研究所についてはあまり語られていなかったし、ゴンベの森やタンザニアの森が破壊されている状況についてもあまり語られていませんでした。


でも、現在ゴンベの森は国立公園になっていますが、もう周囲ははげ山で森や木はほとんどが伐採されていてチンパンジーも絶滅寸前の危機にあります。


ジェーンさんは世界中で地球環境を守る活動のために講演会を行っていますが、それは「自分自らがチンパンジーの研究によってたくさんのことを教えられた。

そして彼らを守っていくには自分たち人間が変るしかない。

チンパンジーたちにそれを託された気がする。」

と以前お話されていました。


今回は子育て名人のおばあちゃんチンパンジー、グレムリンとその子ども孫が中心に描かれていました。

グレムリンを見ているとやはり人間の親子のように子どもを愛し、その幸せを願っているかのような行動を見ているとやはりチンパンジーにも心があると感じました。


それはチンパンジーだけでなくゴリラやライオンや象や犬や猫や鳥や虫たちも

みんな生物は同じようにそれぞれの種族としての中で心もあって愛もあると思うのです。


どんな生物も自分の子どもを育て(種を残し)次の世代へと繋いでいく。


それは家族を愛し、守っていくということではないでしょうか。


森がなくなって動物たちが1種、また1種と絶滅していくとき、、、、、。

この地球からもう永遠に消えてなくなるのです。


生物の1種くらい、、、、いなくなってもそんなに変りは無い。とおもうかも知れませんが、地球上で生物種が1種絶滅するということは、この地球上から

『人間』という生物種が存在しなくなる。ということと同じなのです。


それを想像してみると、、、、、、。


この地球はなんと寂しい星になると思いませんか?


今は、人間がこの地球を自分たちだけで支配して、他の生物を犠牲にしてのさばっていますが、宇宙からこの星を見たら私たち人間もこの星に住む生物種のたった1種にしか過ぎないんですけどね。


山や海や森の中など自然がそのまま残っているところに行くといつも

「あぁ、、、、自分はこの地球に住まわしてもらっている存在なんだなぁ。

この地球のおかげで生かさせてもらっているんだぁ、、、」っていつも思います。


私たちが吸う空気(酸素)も毎日の食べ物も、水もすべてこの地球からのいただきもの。


そしてそれは多くの人たちの努力のおかげでもあるけれど太陽や土(地球)や水や空気や微生物や昆虫たちなどなど、、、、のおかげなんですよね。


そう感じると「地球や自然のすべてのものに感謝して、もうちょっと遠慮しながら謙虚に生きなきゃなぁ、、、」って思います。


タンザニアのチンパンジーたちも、以前見た『地球交響曲ガイアシンフォニー1番』で見た象牙を取るために殺された象の子どもも人間たちが自分たちの生存を脅威に陥れているのはわかっているような気がする。

しかし、それでも人間を「ゆるして」いるような目をしている。


だから人間である私たちはこれ以上地球を破壊する事は止めて、すべての生物たちが生き延びられるような永続可能な地球にしていかなければならないと思う。



ひとりでも多くの人がそう思って力を合わせるようになれば、、、


「世界は変る」そう思います。












昨日、新たに地球環境問題に取り組む組織の勉強会に行きました。

このグループは地球環境問題のエネルギー問題に特化して解決していこうとする団体の設立準備のための

集まりでした。


温暖化問題は今は、ブームのような状態で様々な場面で見られます。

子どもから大人までその言葉を聞いたことが無い人はいないくらいです。


しかし、この問題を重大だと感じながらもどのくらいの人達がそれに解決していこうと取り組んでいるだろうか?

と考えてしまいます。


私はずっと環境問題のNGO活動をしていますが、どうしたら人々に地球環境問題を知らせて

みんなで一緒に協力して解決していけるか?ということに取り組んできました。


もちろん自分で出来る事はやってきました。


今、世間を騒がせている地球温暖化問題のことを知識で知っている人は多いと思います。

しかし、それを本当に行動に移せる人はどの位いるだろうか?と。


気候変動や海面上昇、それによる水不足や、または洪水、その被害による直接的な人間への被害や

農産物の被害、たくさんの悲劇的で絶望的な情報はたくさん知識としてあると思う。


しかし、どこか、他人事のようなまだ大丈夫とか、なんとかなる、、、と思っている人が多いのではないだろうか?


それか、誰かスーパーマンが現われてなんとかしてくれるんじゃないかとか


私は意識が変っても行動に移せないのはどうしてだろうか?とよく考える。


人間は大脳の発達している動物で理性的な判断や思考が出来るはずである。


でも、実際は知識と行動は違う。


最もわかりやすい例として「タバコ」がある。

他のものと違い明らかに発ガン性があって非喫煙者と喫煙者ではガンにかかる比率が

何倍も何十倍も違うということがわかっていてその他の病気(脳血管疾患や心臓病)の原因にも

なっているのがわかっている。


しかも、高い。

毎日仮に200円払うと年間73000円も払った上に病気にかかるリスクも高くなる。

なのにタバコを吸う。


私は学生のころ死体の解剖をしたことがあってその時、肺がんの人の肺を解剖して驚いた。

真っ黒いコールタールを浸みこませた様な印象だった。

健康な死体は綺麗だった。


タバコがあれだけ体に悪くて寿命も短くなる、子どもが低体重児で生まれる、知能低下があると

いってもやめないでタバコを吸う。


そうなると自分の命の危険があっても行動は変らないということになる。


人間は新たに知識を得て意識変容が起これば、行動変容も起こるのか?と思うが

タバコのことを考えるとそうとは言えないのかも知れない、、、と思う。


そう思うと地球温暖化問題など自分のことと直接思わなければ、あまり変わらないのかも知れない。


のんびり徐々に変化を待とうとしても地球温暖化は待ってはくれない。


ん~~~~ん、どうしたらいいのだろうか?








タイの孤児院
3月末にアミウィングスのメンバーでタイのHIV/エイズの孤児院やスラム、タイで活動する日本人NGOの訪問をしてきました。


まずは写真はタイのチェンマイにある「バーンロムサイ」という孤児院です。


ここは日本人の名取美和さんという方が開いた孤児院であのジョルジュアルマーニの支援で運営されていました。


日本ではもうかなり有名でもうほとんど観光スポットと言って良いほど日本人の視察者がいました。

この日だけでも30人くらいかな、、、、。


つまりそれだけ「何かしたい!」という心を持った人達が増えたということでしょう。


すごいことですよね。 助け合う心を持った人達が増えたら世界は平和になるから。

地球のためにできること。


そんなオーバーじゃなくてもいいじゃない?


「自分には何が出来るだろう?」


「どうせやっても何もかわらないんじゃないだろうか?」


ひとりだってできることはいっぱいある。


だけど一人でやるより世界中でひとり一人が始めたら。


それはそれは凄いこと。


世界中の人たちと一緒に同じ日、同じ時間に「地球のためにできること」


そんなことをやってみませんか?


下記をクリックしてみてください。


<http://www.youtube.com/watch?v=XI4ge_qyb8A >


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ジェーンさんとお会いして、彼女の話を聞いているとまるで夢の中の出来事のように感じました。

彼女の活き活きとした表情とエネルギーに溢れた姿になんか言葉を失うほどなんともいえない

位の気持ちでした。


たくさんの人達がそれぞれの地域の町長さんや村長さん、市長さん、知事さんなどから

平和のメッセージをもらってそしてそれがまた、多くの人たちの手から手へと渡り、遠くアフリカまで

行って、そしてアナン事務総長にジェーンさんから手渡され、それがまたニューヨークへと渡って

そのFAXが日本に届く、、、、、

考えてみると平和の思い、願いが地球をぐるっと一回りしたのです!


それって本当に素晴らしいことだと思う。


私はジェーン・グドールさんと都内の和食のお店でお会いしました。

その時、お料理に綺麗に紅葉したもみじが飾ってありました。


ジェーンさんは、私のお皿の上にあった紅葉を「これもらっていい?」って聞きました。

もちろん、いいに決まっています。

そして、ジェーンさんのお皿の上にあった紅葉を私にくれました。


これは私にとっては特別の意味を感じました。


ジェーンさんの映画を見たときに私は、彼女の平和に対する思いを知って感動しました。

平和という言葉よりも、地球にいきるすべての生きもの、すべての人間に対する深い愛です。


チンパンジーの保護、森林の保護という活動を通して

すべての人々が幸せで愛に満ちた生き方が出来ることを願って活動されていました。


私はジェーンさんのその姿に出会って、同じ思いで活動をしている人がいるんだ!

って嬉しくなって、、、、。

それぞれ活動の形は違っても同じ目的なんだ、、、、って。


だから私はジェーンさんと紅葉を交換してそれをお守りにしています。

ずっと、ずっと大切に持っています。


それともうひとつ驚いたことがあって、、、


ヨハネスブルグでジェーンさんとお会いした時に彼女の大切なパートナーの

チンパンジーのぬいぐるみ「ミスターK」の腕に短冊の付いた小さな折鶴を付けました。

短冊に”HOPE & JOY”って私が書いたんですが、、、、



そして日本での講演会で見たら、、、

なんとその折鶴が「ミスターK」の腕に付いているのです!!

だって、あれから2ヶ月以上もたっていたのに!!


そして、、、、、、、2006年11月

あれから丸4年の月日が過ぎて、、、、、


また、ジェーンさんの講演会に行きました。

もちろんあの折鶴は無かったですが、ジェーンさんの講演会でのメッセージは

ずっと変らず愛と希望に満ちたものでした。


70歳をとうに過ぎた人とは思えない美しさ、、、、輝き、、、、、パワー。

本当に美しく、光に溢れているようでした。


チンパンジーのその後、、、、ゴンベの森のその後、、、、、

地球環境の変化、、、、、原爆のこと、、、、、


ジェーンさんの言葉は、私たちに勇気を与え、何かひとつでもいい。

自分だけでなく世界の人たちへの愛を広げよう。

ルーツ&シューツの活動を広げていこう。


あなたにも出来る。



あなただからできる。



みんなで一緒にやりましょう。



ひとりじゃないよ。あなたの仲間は世界中にいるよ。



そんな希望のメッセージでした。



私はジェーン・グドールさんとの出会いを一生忘れないし、

ジェーンさんのような生き方がしたいと思いました。




ジェーン・グドールさんの講演会に行って来ました。

ジェーンさんに再会できて良かったです。

ジェーンさんと初めて出会ったのは、2002年に行われた国連の主催するヨハネスブルグサミットでした。ヨハネスブルグは南アフリカにある都市です。ここで10年に1度の「地球サミット」が行われました。私はNGOとして参加していてブースを出していましたが、真向かいにジェーングドール・インスティテュートのブースもありました。

そこへジェーンさんが現われたのです。遠くから人だかりが見えてきてその中にジェーンさんを見た時は、本当に感動しました。思わず、、、、、胸が一杯になって涙が止めども無く溢れてしまいました。まさか本物のジェーンさんにこんなに早く会えるとは思いませんでしたから。

実は私は「地球交響曲・ガイアシンフォニー4番」という映画をたまたま人に連れて行かれて見ました。どんな内容かも調べずに行き、その中でジェーン・グドールさんがアフリカのタンザイアの奥地のゴンベの森でチンパンジーの調査研究に行ったこと、どうしてチンパンジーを研究することになったのか?そして今、ジェーンさんは何を願って活動しているのか?などが映画の中で語られていました。

私はジェーンさんの言葉を聞いてとても感銘を受けて涙が溢れそうでした。

(この時は環境の研究者や政府関係者なども周囲にいたので泣くわけにはいかずぐっと我慢していました)

映画の中でジェーンさんは「あなたが変われば、世界が変わる」と言っていました。

この言葉は私がいつも心に思って活動していたので同じ思いの人が世界中にいるんだ、、、と思うと胸が熱くなり、ひとりじゃないんだ、、、たくさんの同じ思いの人たちと繋がっていけばいいんだ、、、と思ったのです。

そしていつかこの人と会えるに違いない、、、、、と感じました。

そしてそれから2ヵ月後、、、、まさか南アフリカでジェーン・グドールさんに会えるなんて奇跡のようでした。ジェーンさんはまるでマリヤ様か女神のようなオーラでした。

静かで優しさと慈悲深さをたたえたその瞳は不思議な力があるようでした。

言葉はなにも要らなくてすべてを知っている、、、理解を超えた何かがあるように感じました。そしてとても美しい女性でした。

そして不思議な縁はその後も奇跡を起こしました。

私が当時活動していたNGOで「平和のメッセージ」を集めてヨハネスブルグサミットに持ってきました。私は石原都知事と市長からメッセージを書いてもらい、全国の首長のメッセージと共に厚いファイルにしてありました。そしてひょんなことからジェーンさんがアナン事務総長にサミット後、遺跡に案内するからその時に渡してくれるということになりました。何しろ、、、ジェーンさんは国連平和大使なのです。

こんな縁もあるものなのか、、、、と思っていました。そしてジェーンさんはサミットの2ヵ月後に日本に来るからその時に会いましょう。ということになりました。

奇跡に継ぐ、奇跡!!

11月、待望のジェーンさんとの再会が本当にできました。ジェーンさんは分刻みで予定が入っていてとても多忙にも関わらず、時間をとってくださいました。

そしてランチをしながらお話をする機会を設けていただきました。

そしてジェーンさんがどうやって「平和のメッセージ」をアナン国連事務総長に手渡ししたか?というエピソードをお話してくれました。

いつもはとても静かで優雅なジェーンさんがこの話をする時は、まるで子どものような目でエキサイトしながら早口で話してくれました。

まず、アナン国連事務総長を最古の人類が見つかった場所に案内したこと、そしていつ「平和のメッセージ」渡そうかチャンスをうかがっていたこと。いくらジェーンさんが国連平和大使でもアナンさんに近づいたり、物を手渡すというのは警備が厳しくてなかなか出来ないこと。

様子をうかがっていたらアナンさんの奥さんに「じゃぁ、私が渡してあげるわよ」と言われたそうである。そしたらジェーンさんは「ありがとう。でも、これはとても大切なものなの。日本の首長の人たちから預かった平和のメッセージだから私が直接手渡したいの。」と言って断ったそうである。

そして物々しい警備の中、チャンスを狙っていたらアナン事務総長の奥さんが「ほら!今がチャンスよ!!と教えてくれたの!!!!車に乗り込もうとしていたアナン国連事務総長に直接、お話して手渡しできたの~~~~!!!!」とジェーンさんは興奮してそのワクワクする苦労話をしてくれたのです!

ジェーンさんのキラキラ光輝く瞳が一層、輝きを放っていました。

この時、私は本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

なんとも言葉にならないくらいの感激でした。

そして、その後アナン国連事務総長から直筆のサイン入りFAXがオフィスに届きました。

11枚読んでくれていて特に○郡○村の村長のメッセージのここがとても良かったなどとコメントをしてくれました。

「あ~~本当に忙しい中、読んでくれたんだ、、、」と思いました。

次に続く

湯川秀樹博士の物理学としての功績は世界的に名高い。私は湯川博士とは日本人初のノーベル賞受賞者としては知っていましたが、晩年、命をかけて科学者として平和活動をしていたと言う事は知りませんでした。著名人などはNGOや財団の理事や顧問に名前を連ねていてもほとんどの場合は活動していないのが実態ですから。

しかし、湯川秀樹博士は学者でありながら自分の専門の研究と実際的な社会運動までもしていたのです。このことは大変な驚きでした。

番組の中で湯川博士が歩きながら語っているシーンがあり、核廃絶を訴える活動の中で「どうしてこんな簡単なことがわからないのだろう?」と首をかしげながら語っていたのが印象的だった。

そうなんです。単純なことなんです。

だって核兵器を多くの国々が競って持てばいつかはその武器を使うかも知れない

そしてそれを使えば多くの人々を一瞬にして灰にしてしまい、子孫にまでその被害は残り。人類全体が核汚染にさらされる、、、、。

そんな核兵器を世界中が作っても平和で幸せな世界になるはずが無い。

だから湯川博士の「どうしてそんなこともわからないんだろう?」っていう一言は、当たり前のことをわかっていてなんでやるのだろう?というのは実にわかりやすい。

私は湯川博士は宇宙人なのだと思いました。

この地球にはアホで愚かな人間という生物がたくさん住んでいて自らの命を滅ぼすかもしれない危機に立たせている。人間たちはこの地球でしか住めないし、こんなに美しい星は宇宙に2つと無いのに環境破壊や戦争で破壊し続けているのですから宇宙人から見たら理解できないはずです。

何しろ物理学での湯川理論は、既知の素粒子の性質を理論的に説明するという今までの研究ではなく、未知の素粒子の存在を理論的に予言して実証するという、誰も想像しなかった新しい素粒子論を物理学の分野に切りひらいたのですから。

やっぱり人間離れしているというか宇宙人なのだと思いました。

誰だって核兵器で攻撃を受けて死ぬのは嫌です。

でも、核兵器を持って誰か他の国の人たちを殺すのだって嫌です。

核兵器は相手に使っても、自分が攻撃されても被爆することには違いないです。

そして今、世界には27000発の核兵器がすでに存在しています。

27000発の核兵器ですよ!!!他にミサイルなどの兵器も含めたらどれだけ人を殺す道具があるのか?

1945年には核兵器は2個だけありました。

その核兵器が広島・長崎に落とされました。たった、、、、2個だったんです。

その1つで広島は20数万人が死亡。長崎も74000人が死亡。その数倍の人達が重症を負い被爆している。そして、その被害は今なお、、、続いているのです。

その核兵器は今や世界中のすべてを攻撃するそれ以上の数を持っています。

そして、それは誰が作ったのでしょうか?

人間の頭が考え、人間の手が作ったtのです。

こんな愚かな事はないでしょう。

今、日本の1部の愚かな政治家たちが「日本も核兵器を持つべきだ」「東アジアに有事が起こった時に、、、」「黙って攻撃されて良いのか!!」「憲法改正をして軍隊を持とう!」などと声高に言っています。

私たちは素晴らしい憲法を持っています。 

第2章 戦争の放棄

第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

という素晴らしい憲法を持っています。だから私たちが核兵器を持って戦争に備えようとするのではなく他の国々すべてが日本の憲法第2章9条と同じにすれば、どの国も戦争を放棄することになります。そうすれば世界中の人々すべてが平和で安全に生きていけるのです。

番組の中で湯川秀樹博士の命をかけた平和への活動には感銘を受けました。死の直前まで平和、平和とそのことに自分の命をかけた姿は魂を揺さぶられました。

現在、日本が直面している国際関係の問題が様々な議論の中で揺らぐ中、もう一度平和とは何か?そして私たちは今、何が出来るか?ということを再確認することが大切だと思いました。そしてひとり一人が平和への声を上げていくことが大事だと思いました。

湯川秀樹博士や他にも先人たちが残していってくれた勇気と希望を未来に繋いでいきたいですね。

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NHKの番組で「その時歴史は動いた」という番組で『白州次郎』が特集されていました。

白州次郎は、吉田茂総理とサンフランシスコ講和条約に行ったり、GHQとの交渉などを行っていたということで以前から関心を持っていました。


折りしも、つい先日『日本国憲法』の草案を作ったベアテさんのことを書いたばかりでしたので

アメリカGHQの代表者と日本政府の代表者としての立場で見るのはとても関心がありました。


といっても日頃、私たちが目にしたり耳にしたりするのはほとんどが美化された日本側の立場からのものが多いと思いますが。


イギリスに留学していたり、欧米のことに詳しい白州はアメリカが生易しい憲法改正では納得しないことを承知していて当時の担当大臣にも詳しく話していた。


しかし、大胆な改革をして民主主義を取り入れた草案にはならず、アメリカ側に却下される。

日本の草案はそのほとんどが明治憲法と変わりなかったからだ。



アメリカは日本を民主主義国家にすること。

もう2度と戦争が出来なくなるようにすること。


日本が特にこだわったのは天皇制のところでした。


日本の草案はほとんど認められずGHQの提案した「日本国憲法」になり、白州次郎はそれを

とても悔しがりますが、でも「戦争の放棄」に関してはそれをとても感心していたそうです。


今、日本の国会では憲法改正案が盛んに議論されています。


しかし、「改正!改正!」というだけで何が問題でどんな風に改正することが望ましいのかは

実は国民の世論にも出ていなくて1部の人たちだけが憲法改正を慌てて遂行しようとしています。



戦後60年を過ぎ時代と合わなくなった、、、という人も具体的にみんなが納得できる物を示せていないのが現状ですね。


日本の主権やプライドにこだわった白州次郎の話はとても興味深いし、あれだけGHQに対し

従順でなかった人でも『戦争放棄』という『日本国憲法』を歓迎していたのですから。


誰だって平和に幸せに暮らしたいのです。



もうこれ以上2度と戦争はしない。

軍隊を持たない。


そして非核3原則も入れる憲法改正なら国民も受け入れるでしょうね。


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占領下の日本で日本国憲法作成のメンバーだったベアテ・シロタ・ゴードンさんについて知りました。ベアテさんは進駐軍の通訳として戦後すぐに日本に来ました。ベアテさんは5歳から両親と日本に住んでいて15歳の時にアメリカの女子大に留学中に第2次世界大戦が始まり両親の住む日本には帰れなくなりました。大学卒業後「TIME」に就職していた時に進駐軍の通訳を募集に応募して日本に来ました。

そして通訳をしているうちにある時突然、憲法草案のメンバーに命ぜられ女性の立場として憲法を書くことになったそうです。ベアテさんは日本に住んでいたときに家で働いていた女中さんから日本女性の立場を聞いていたし、日本の女性の置かれている状況を実際に見ていたので、どうしても女性が男性と同じように権利を持てるように憲法に入れたいと考えたそうです。



日本の女性の権利は、明治憲法下では全くと言っていいほど認められていませんでした。

男は浮気をしても積荷はなりませんが女性が浮気をすると姦通罪になりました。

当時の女性は政治の参政権も無く、財産権も無く、親の勝手で結婚を決めて本人の自由は無く、また子どもを産めないからといって離婚させられたりしていたそうです。

妻は夫に反抗することは許されずみんなうつむき加減に生きていた。

そんな日本の女性の現状をしっていたので憲法の中にぜひ女性の権利を認めるものを入れたいと知恵と勇気を持って作成にあたっていました。



私は日本の憲法は進駐軍が作ったという事は知っていましたが、その作成についてのいきさつについてはまるで知りませんでした。ちまたで言われているのはやはり「日本が作った憲法ではなくアメリカによって書かれた、、、、」とネガティブなものがほとんどでした。



以前、中丸薫さんの書かれた文書の中に「日本の憲法は、世界に類を見ない素晴らしいもので神からいただいた憲法なのだ」というのを読んだことがありますが、ベアテさんの憲法作成への思いを知ってまさに「神からいただいたもの」だったのかも知れないと思いました。

 

戦後の日本政府の憲法草案も明治憲法を多少、変更しただけのものであり、それを進駐軍によって大幅に変えられた。日本政府がこだわったのは天皇制の存続についてだけだと聞いていました。

ベアテさんのインタビューでは憲法の話し合いの会議はアメリカ側と日本政府の間で議論されたのですが、日本政府は天皇制と同じくらい女性の権利を憲法に盛り込むことに強い反発があったそうです。

日本の政府は「経済優先」で福祉や安全をおろそかにしてきたのですから。




ベアテさんのインタビューを聞いていて、当時の日本女性の置かれていた立場を客観的に女性の立場として見れたベアテさんがいなければ、今の憲法は無かったと思いました。



 ベアテさんの憲法草案のなかで却下になったものに

『妊婦と幼児をもつ母親は、国から援助される。必要な場合、既婚、未婚を問わず、国から援助が受けられる。私生児は法的に差別を受けず、法的に認められた子どもと同様に、身体的、知的、社会的に成長することにおいての権利を持つ。』というのがありました。



 ベアテさんの最初に作った憲法の草案がもし、、、、そのまま憲法として入っていたら、、、

今の日本はだいぶ違っていたと思いました。まず、少子化は起こっていなかったかもしれませんね。



女性は高学歴化、結婚の高年齢化、独身主義などと変化している。

結婚はしたい気持ちがあっても、、、、、できればなるべく遅く結婚したい、、、、または、しなくてもいい。そういう風に女性が考えるのは、女性が結婚しても本当に幸せになれると思えるような社会の現状ではないからでしょうね。



結婚したら昔よりはましになったとはいえ、現実には夫や家というものに少なからず犠牲になる、、、、。男性は結婚しても利点は多いかも知れないが女性は仕事、家事、子育てなどの負担は増すばかりである。こんな社会で安心して結婚して子どもを産んで育てていくことは本当に大変なことの連続なのだから。



でも、もしベアテさんの憲法草案がそのまま通っていたら(他にもいくつかありますが)結婚しても、子どもを産むことも育てることももっと安心出来たと思うし、社会の中で守られて子どもを産み、育てることが出来たと思う。



 憲法を改正するならばもっと現状に見合った国民全体が幸せになれるような改正でなければ社会全体にゆがみが大きくなると思う。



しかし、今の自民党の出している憲法改正の案は、まさに時代と人々のニーズに逆行するものになっているのだから。



私たちは無関心にしているとそ~っと忍び足でやってきて憲法に盛り込まれましたから

もうだめです!!ということにならないように目を見張っていなければならないと思う。